2013年2月7日木曜日

第2回 地域デザインカフェ

 昨夜、第2回 『地域デザインカフェ』 が文化会館の団体活動室で開催されました。
今回はどんな方々が集まってくれるのかと、初回と違う席の配置を工夫しながら事前準備を始めた協議会メンバー。開催時間の7時にはまだ空席があった会場でしたが、終了時間には26名の参加者でほぼ満席状態。参加者の皆さまからは、「有意義な時間でした。」 「楽しかった~!」といったうれしい感想の声も聞こえていましたが、3月6日に予定されている次回の 『地域デザインカフェ』 も、今からとても楽しみです。
  
前回に引き続き村下知宏くんから実際に彼が訪れたことのある弓削島(ゆげしま)、岩城島(いわぎじま)、家島(いえしま)の3ケ所の事例を、スライド写真を見ながら紹介してもらいました。

四国方面には、本当に小さな島がたくさんあるのですね。そこで暮らす、私たちと同じような人口1万人前後の小さな町の人々の、小商いの実例紹介ともいえるような地域の取り組みについて、とても興味深く聞かせてもらいました。

先月からスタートした 『地域デザインカフェ』 は、新しい出会いや発見を共有しながら、協議会の名前に込めた思いのように「つながる場」になっていきそうです。
        
昨夜の参加者のみなさんのなかには、浦河への移住者、自営業者、役場職員、振興局職員、そして、Uターン組の浦河町民の方も数人。隣町の学芸員の方は、新聞で協議会活動の記事を読んで足を運んでくれました。


つなぐ役割を担って活躍中の当協議会研修生の宮浦宜子さんからも、札幌のバール(イタリアではカフェのことこう言うそうです)で出会った 江丹別の青いチーズ(えたんべつ) について紹介をしてもらいました。

少ない数の牛しか飼っていないそうですが、機械を使わず手間暇かけて丹精に作るチーズは 、「大好きなふるさと江丹別の魅力をチーズという形で表現したい」 という作り手の思いから生まれたもの。JAL国際線のファーストクラスにも採用されて人気急上昇中のため、なかなか入手できないというこのブルーチーズを生産しているのは、伊勢昇平さんという若い方だそうです。

村下くんと宮浦さんの事例で紹介された小さな町で生みだされている商品は、とても魅力的で私も取り寄せてみたいと思いました。


異業種のメンバーで構成されている当協議会ですが、昨夜の進行役は社会福祉協議会勤務の石黒さんが担当。ファシリテーションの手法も利用しながら、わかりやすくまとめてくれていました。

最後の告知タイムには、協議会代表の小山から、2月18日(月)の第2回「食で地域をつなぐ講演会」および、3月6日(水)の第3回地域デザインカフェ、3月8日(金)の第3回「「食で地域をつなぐ講演会」のお知らせをさせていただきました。みなさん、今から予定しておいていただけるとうれしいです。


事例発表の終了後は、参加者全員の簡単な自己紹介と一言コメントをいただいています。ここでも、みなさんが改めてつながっているのかもしれませんね。会場の片づけをしながら、それぞれ名刺交換をしたり談話したり、夜の繁華街に流れたり~ ^^

農水省の助成金を受け、研修生を迎えて活動する 『うらかわ「食」で地域をつなぐ協議会』 の活動期間は昨年10月からの6ヶ月間です。残り、あと2ヶ月を切りましたが、この半年間の活動に責任を持ちつつ、4月以降の活動も視野に入れながらの取り組みを続けています。
(小山祥子)