2013年7月19日金曜日

今年の昆布漁が始まりました!

昨日、今シーズン初の昆布漁の旗があがった浦河地区。
比較的短い時間でしたが、船が出され、浜は「丘まわり」と呼ばれるお手伝いの人であふれ活気に満ちた様子でした。



引き続き今日も、早朝から忙しそうな浜の様子が伝わってきます。

「あっ!今日は昆布採ってるんだね。」
「おー。いよいよ今年も始まったか…」

昆布漁とは直接関係のない人であっても、この地域で暮らす人にとってはこんな風に感じてしまうほどに身近な昆布漁です。


この時期だけのアルバイトとして、毎年必ず働いている人も多いこともあり、地域の経済とも直結しているのですが、どうやら今年はかなりの不漁が予想されています。

「こんぶが痩せている」 「身が入っていない」・・・
「今年はダメだ!な~んもねぇんだ。」という声を多く耳にしますが、さてそれでも、実際のところどうなのでしょうか。少しでも良くあって欲しいですね。


日高昆布の中でも名のある「井寒台昆布」ですが、こちらの浜の様子は
まだ静かでした。他の地域よりも解禁日(20日)が遅く設定されているようですが、それもやはり、不漁が予想されているからのようです。

さて、晴天に恵まれた今朝も、浜は旗があがって活気に満ちていますよ。
良い昆布が、たくさん収穫できるといいですね。

(協議会メンバー 小山 祥子)

2013年7月6日土曜日

【レポート】第7回地域デザインカフェレポート

 7月4日(木)、7回目の地域デザインカフェが開かれました。この日のスピーカーは河野哲也さんです。河野さんは浦河町出身で昨年Uターンで故郷に戻り、現在は商工会議所の非常勤職員として働いています。「観光」が担当です。そこでこの日のテーマは「浦河の観光のタネ」でした。

今回の参加者は18名!たくさんの質問も出ました。

 まずはGoogle Analyticsなるものを使った、浦河町ホームページを訪れた人の情報分析を披露。もっとも読まれているページは何か、見て直ぐ帰った人はどのくらいいるか、滞在時間は平均どのくらいなど、と話が進みます。こんなことに驚くわたしがもう旧世代なのでしょうが、面白かったです。なかでも興味深かったのは、香港から町のホームページを見に来ている人の滞在時間が長いことに河野さんが着目したところです。もしかすると北海道観光あるいは馬の産業に関係している人ではないだろうかと考え、英語版と中国語版の増ページを提案したと話していました。「もっとも、この人は日本語が読めているとは思われますが・・。」と河野さんは付け加えていましたが、まだこの仕事をはじめて一ヶ月余り。今後の仕事ぶりに期待してしまいました。

 「新・浦河10景」を作れたらという構想も良かったですし、その候補場所として河野さんが用意されてきた写真がまた素晴らしかったです。じつは一週間前、気晴らしに一人で十勝に出かけました。その帰りに十勝側から日高山脈を見ると、市街地は快晴なのに山には雲がかかっていました。しかし山頂部分には雲がありません。「あ、これはすごい雲海が上からは見えるのでは」とそのとき思いました。楽古岳の雲海写真を見て、そのときのことを思い出した次第です。お借りした写真ですとのことでしたが、日高の素晴らしさを伝える1枚だったと思います。「新・浦河10景」構想が進展していくことを楽しみにしています。
 
新・浦河十景候補地の紹介。
素晴らしい楽古岳の写真は浦河観光ポータルサイトで!

 河野さんは、3月11日の震災以降に西條剛央さんが始めた被災地支援プロジェクトに参加されていたと以前に伺ったことがあります。「自分にできることで何か役に立てないかなと思ったんですよ」と言っていました。そのときは立ち話で少し話しただけでしたが、そのうちもう少しくわしくお聞きしたいなと思っています。河野さん、そのときはよろしくお願いします。
 
 地域デザインカフェは、その名の通りカフェのような「場」づくりを目的のひとつとしています。いつも扉が開かれていて、出入りも自由。いろいろな人に足を運んでもらいたいと考えています。ところがカフェ・マスターはその日一日だけのホストです。私も前々回にこのマスター役を経験しましたが、けっこう大変でした。この不慣れな毎回のマスターが楽しみながら余裕を持って話せるかどうかは、聴く側の力も大いに関係してきます。いつの間にか私たちの聴く力も伸びていったという地域デザインカフェでありたいと思います。次回も楽しみです。
(代表 小山)

2013年7月2日火曜日

【イベント開催】第7回地域デザインカフェのご案内

第7回地域デザインカフェのテーマは「浦河観光の種」。

「浦河には観光するところがない」という声をよく耳にします。確かに豪華一点主義の名所旧跡はないかもしれないけれど、育てること、つなぎあわせること、組み合わせることで、大きな魅力になっていく観光資源は、意外とたくさんありそうです。

 今回のカフェマスターは、5月から役場の新人観光担当として活躍中の河野哲也さん。海外からの観光客の反応や町の観光ウェブサイトへのアクセスから見えてくること、また、今は眠っている観光資源のことなど、去年の春にUターンしてきた河野さんの新鮮な視点で見えてきた「浦河観光の種」についてお話しいただきます。


後半は参加者のみなさんの「実はここからの風景が好き」「これは新しいおみやげになるかも」などといった、小さな可能性について、気軽におしゃべりできればと思います。ぜひご参加ください。

※実物を見たりしながらおしゃべりできるように、お気に入りの風景の写真や、おみやげになりそうな素材などを、持ってきて頂くのも大歓迎です!

◇日時:7月4日(木)19時00分~21時00分
◇会場:浦河町総合文化会館2階 団体活動室
◇参加費:500円

 ※「食つな」は補助事業期間を終え、任意団体として活動を継続しています。会場費などの経費に充てるために、前回からワンコインの参加費をいただいておりますので、ご理解・ご協力のほど、お願いいたします。

 ※託児はご用意していません。(次回以降、検討中です。)