2014年11月17日月曜日

【レポート】地域デザインカフェVol.23 「ハンターは地球のお医者さん」

第23回地域デザインカフェはお隣、様似町地域おこし協力隊の井坂美保子さんをカフェマスターにお招きしました。
アポイ岳ジオパークで動物を専門分野に活動している井坂さん。実は狩猟免許を持つハンターのひとり、「狩りガール」でもあります


福岡県出身の井坂さん。大学時代から北海道に移り住み、様似町にも関わっていたそう。

普段聞くことのない、狩猟の現場の話に参加者は興味津々。
新ひだか町静内や新冠町から、狩猟に興味を持ち参加された方もいました。
テーマによって参加する顔触れが毎回違う、地域デザインカフェの面白いところですね。

20名を超える参加者!
学生時代は美術部だったという「狩りガール」の井坂さん。
自作のイラスト入りのスライドを用いてのプレゼンはわかりやすく、とてもユニーク!
笑い声絶えないカフェになりました。

シカ(オス):井坂さん作

元々は獣医さんを志望していた井坂さん。大学時代に狩猟管理学を学び、愛玩動物や家畜ではなく、野生動物に関わるハンターになっていたといいます。

「狩猟管理学」はタイトルの通り、ハンターが「地球のお医者さん」の役目を果たすための学問。
ただ保護するだけでも、闇雲に殺すだけでもいけない、生態系のバランス調整のための研究と実践(狩猟)を行う学問だそうです。

井坂さんは狩猟で得た動物の皮や肉は極力、捨てることなく活用するようにしているといいます。今、私達が厄介者として扱っているエゾシカも、かつては山の幸として重宝がられていました。



シカ(メス):井坂さん作

人間の都合による保護と駆除に野生動物が振り回されることは決して望ましいことではありません。動物を狩り、その命をいただくことは、野生動物や自然に敬意を払って付き合う行為といるのかもしれないと感じました。

休憩時間も質問が絶えないカフェでした。

それにしても、アポイ岳ジオパーク以前お話いただいた加藤聡美さん(地域デザインカフェVol.11はじめ、ユニークな人材がそろっています。
これから、ますます盛り上がりそうですね!

(うらかわ「食」で地域を繋ぐ協議会 村下)



2014年11月7日金曜日

【イベント開催】地域デザインカフェ Vol.23 「ハンターは地球のお医者さん」 開催のご案内


第23回地域デザインカフェはお隣、様似町の地域おこし協力隊・井坂美保子さんをカフェマスターにお迎えします

自然環境や野生動物との共生は、自然に近い田舎に住む(シカを日常的に見かける)私たちにとっては身近なテーマです。

野生動物との折り合いをつけるには保護・保全といった「守る」だけではない考え方も必要となってきます。今回、お話をしていただく井坂さんは大学で「狩猟管理学」を学び、実際に狩猟を実践されているハンターのおひとりです
今回のタイトルは「ハンターは地球のお医者さん」野生動物や自然との向き合い方を考える機会になりそうです。
是非ご参加ください!

◇日時:11月13日(木)夜7時~9時
◇場所:浦河町総合文化会館 2階 団体活動室
◇参加費:500円

≪お問い合わせ≫
うらかわ「食」で地域をつなぐ協議会
Tel:0146-22-5123(㈱マルセイ内)
E-mail:urakawa.tsunagu@gmail.com

2014年10月7日火曜日

【イベント開催】地域デザインカフェ Vol.22 「コミュニティが試されるとき」~災害が顕在化させる地域課題~ 開催のご案内


災害列島とも言われる日本。
今年も台風や大雨による大規模災害が発生し、警報の基準をはるかに超える「特別警報」という表現も頻繁に耳にするようになりました。

災害が発生すると、その地域がもともと抱えている課題やニーズが一気に表面化します。
そのときこそ試される地域・コミュニティの力。
今回の地域デザインカフェは、「災害」をキーワードにして一人ひとりが自分の住む町や地域について考える機会にしたいと思います。

ゲスト(カフェマスター)にNPO法人ファシリテーターフェローズから篠原辰二さんをお招きし、災害救援活動を通して“コミュニティの力”を垣間見た事例やエピソードなどをご紹介いただきます。
篠原さんは「地域福祉」や「防災」のフィールドで全国各地を飛び回っており、東日本大震災においては発災直後から岩手県沿岸部を中心に災害ボランティアセンターの設置支援、現地のニーズをふまえたコーディネーションを行うほか、その後も生活支援相談員を対象とした研修プログラムの開発や被災した社会福祉協議会における仕組みづくりなど、継続的な支援をしています。

現在も、大規模な土砂災害に見舞われた広島市の災害ボランティア本部で刻々と変化するニーズに直面しながら、的確な情報伝達や度重なる意思決定などが効果的に果たされるための運営支援にあたっていらっしゃいます。

少し重いテーマのように感じるかもしれませんが、地域デザインカフェはゲスト自身の人柄にもスポットを当てて進めてまいりますので、ぜひお誘い合わせのうえご来場ください。


◇日時:10月9日(木)夜7時~9時
◇場所:浦河町東町ふれあい会館 和室
◇参加費:500円

≪お問い合わせ≫
うらかわ「食」で地域をつなぐ協議会
Tel:0146-22-5123(㈱マルセイ内)
E-mail:urakawa.tsunagu@gmail.com

2014年9月12日金曜日

【レポート】第21回 地域デザインカフェ 「あなた、お年を召さないの?」 ~みんなが迎える超高齢化社会~

 浦河町の高齢化率(65才以上の人口率)を知っていますか?・・・正解は28%。
浦河町の3.5人に1人が高齢者という計算になります。高齢化社会を超え、超高齢社会がすでに訪れている現状です。今回のデザインカフェは、浦河で 『老いる』ことを、みんなが自分ごととして考える機会になりました。
19時開始ですが、時間の経過と共に少しずつ参加者が増えていくのが
いつものパターンのデザインカフェです。
 21回地域デザインカフェのカフェマスターは、 『浦河町老人と共に歩む会』 会長の森允子さんをお迎えしました。地域デザインカフェでずっと取り上げたいテーマだった 「高齢社会」 。地域の深刻な課題であるこのテーマを、悲観的にならずにみんなで考えるためには誰に話してもらえば良いかな、と考えた時に思い浮かんだのが森さんでした。
 『老人と共に歩む会』 は、地域のお年寄りや、その介護をする家族を支える活動をしています。中でも月1回の託老事業 『愛の会』 というお食事会は、平成14年から一度も休まずに開催。様々な工夫を凝らしたレクリエーションや、お年寄りが喜ぶように趣向を凝らした料理を提供しており、年間延べ人数で約160人が利用しています。

毎月第3土曜に開催されている『愛の会』。
利用者の方々は、この日を本当に楽しみに待っていらっしゃいます。

 運営スタッフは全てボランティアで、 『介護の仕事』 ではなく、ボランティアスタッフもお年寄りとの交流を楽しみながら活動を続けています。今回のデザインカフェでは、森さんが10年以上この活動を続けている原動力をお聞きしました。

 嫁ぎ先で、10年近く認知症となった家族の在宅介護をしていた森さん。その経験を誰かのために役立てたいと思ったのが活動のきっかけでした。

 森さんが在宅介護をしていた時は介護保険制度が始まる前。認知症という呼び名も、公的な支援制度もない時代だったといいます。けれど、今回のデザインカフェで森さんが話したことは 『介護のつらさ』 だけではありませんでした。

『老人と共に歩む会』代表の森充子さんと当協議会の石黒さん


「最初は衝突ばかり、辛いことばかりだったけど、認知症が進む中で、私のことを慕ってくれるようになってきた。そうすると愛しさを感じるようになってきて・・」

 森さんが活動を続ける理由は、「お年寄りが好きだから」。そして 「自分が老いた時に自分がしたい理想の暮らし方や老い方」をお年寄りたちに提供したいからだそうです。



うらかわ地域おこし協力隊の新メンバー、加藤エミさん作!
地場産かぼちゃのポタージュスープ+酵母パン(ぱんぱかぱん)には、
「レシピ教えて~」 と言う声が多数^^



休憩時間は、 “おいしい一口” を楽しみながらちょっとひと息。
職場から直行して参加される方々にも喜ばれています。


 後半のフリートークタイムでは、23名の参加者全員から、森さんへの様々な質問や、参加者自身の介護や家族に関するエピソードが語られました。
「実は自分にも認知症の祖母がいる」「自分の母親の老後について気になっている」
「自分自身が認知症になった時、自分が気づくことはできるのか」・・・
 「あなた、お年を召さないの?」というタイトルは、打ち合わせをした時に、森さんの口からふと出てきた言葉ですが、介護や高齢社会が誰にとっても身近な問題であるということを気づかせてくれました。今回の参加者からの投げかけを聞き、改めてそのことを実感しました。
 自分の大切な人の老いに寄り添う、自分自身が生まれた町で老いることは難しいことで絶対の解決法はありません。
 しかし、ある参加者がこんなことを言いました。

「例えば自分が先に死んで、妻が一人で老後を暮していくことになった時、幸せに老いてもらうためには人と繋がるコミュニティを創っておくことが一番の準備なんじゃないかと思った。」

 介護を 《してあげる》 人と、 《してもらう》 人の関係では長続きしない、と森さんは言います。

超高齢社会の問題を解決することは難しいですが、一人ひとりが幸せなまま人生を終える準備をすることは、小さなこと ― 隣人と繋がる、お互い様といえる人をつくる ― から出来るのではないでしょうか?
(事務局 村下知宏)


2014年9月8日月曜日

【イベント開催】地域デザインカフェVpl.21~ あなた、『お年を召さないの?~みんなが迎える超高齢社会~』~開催のご案内


皆さんは、「福祉」や「介護」といったことにどの程度関心を示しているでしょうか。
必要に迫られれば考えることになるのでしょうが、意外と身近なようで身近ではないような気もします。

日本はすでに「超高齢社会」に突入しており、昨年はついに総人口の4人に1人が高齢者になりました。
この割合はこれからもっと高くなり、過疎地においてはより早い段階で深刻な状況が訪れると予想されています。

今月の地域デザインカフェは、いずれ誰にでもやってくる福祉や介護の問題を、みんなで考える機会にできればと思います。
ゲストに浦河町内の介護者の会で代表を務めていらっしゃる森 允子さんをお招きし、ご自身の在宅介護の経験や介護者に寄り添う中で感じることなどをお話いただきます。

みんなで考えると、気が楽になったり、新しい発想で対応することができるかもしれません。
まずは気軽に足を運んでみてください。

◇日時:9月11日(木)夜7時~9時
◇場所:浦河町総合文化会館 2階 団体活動室
◇参加費:500円

≪お問い合わせ≫
うらかわ「食」で地域をつなぐ協議会
Tel:0146-22-5123(㈱マルセイ内)
E-mail:urakawa.tsunagu@gmail.com

2014年7月23日水曜日

【レポート】第19回地域デザインカフェ 浦河に 『マイクソーセージ』 誕生!

 第19回目の地域デザインカフェは、久しぶりの「味わう」企画でした!「いつオープンするの?」「どこで買えるの?」とオープン前から大いに期待が寄せられる中で、いよいよ開業した『マイクソーセージ』の永田貴之さんをカフェマスターにお迎えしました。


 開催直前の告知だったのにも関わらず、30名もの参加があった今回のデザインカフェカフェ。お隣の新ひだか町三石から初めて参加された方に加え、札幌から浦河を訪れていた方、神奈川と浦河、二地域居住中のご夫妻など、職種も年齢も様々、バラエティに富んだ参加者でした。

 カフェの前日に新聞に掲載されたこともあったのでしょうが、今回はマイクソーセージさんの製品が一足先に食べられる! ということもあって足を運んで下さった方がたくさん!マイクソーセージさんへの期待の大きさが伝わってきましたよ~。


 トマトチーズ、ベジタブル、ブラックペッパーにプレーンの4種類!試作品を含め、まだ販売前のソーセージを一足お先にいただきました。

「こんなにたくさん食べられるとは思ってもいなかったし、晩ごはん食べて来なければ良かったー」と嬉しい悲鳴?もちらほら聞こえた中、参加者それぞれが好みのソーセージと具材を選び、オリジナルのミニホットドッグを作って味わいました。実は、人数の割に多すぎるかな?と少しだけ心配していたソーセージもあっという間になくなりました。


「いくらで買えるの?」 「ソーセージに使う食品添加物って?」といった専門的なものまで、実際に味わってみて更に興味を掻き立てられたのか、参加者からは様々な質問が飛びだしました。 豊富な知識で誠実に答えてくださる永田さんの姿から、商品への信頼と期待が更に高まったのではないでしょうか。


 東京世田谷で人気の老舗店で、8年間修行された永田さん。その経験を活かしながらも、製品づくりにおいては新たなチャレンジがたくさん必要だといいます。

東京では薄味のソーセージが人気でしたが、試作段階での浦河の人の反応は、どうやらもっと濃い味が好まれることがわかりました。使用する肉も、シカ肉をはじめ試行錯誤中です。これから販売する製品においては、永田さんが今までの作ってきたソーセージよりも少し濃いめの味付けにしなくては…と、味の調整をはじめ、研究熱心に取り組んでいます。


 「いちばん食べていただきたいのはご家庭です!」
浦河の人に愛される味をこれからも追及していくそうです。永田さんを含めてたった2名で操業を開始する 『マイクソーセージ』 さん。オープン前から製造と販売の両立に奮闘中でした。
 浦河に誕生した新しい 「食」をみんなで応援していきたいですね。

(事務局 村下 知宏)





”マイク”こと永田貴之です。
浦河で、ソーセージを作って販売したいという僕の夢が実現しました。皆様に喜んでもらえる美味しいハムやソーセージを手作りします。どうぞよろしくお願いいたします!

ウインナー、粗びきソーセージ、ベジタブルウインナー、ハーブウインナー、フィンガーサラミ、チーズウインナー、チーズソーセージ、ボロニアソーセージ、などなど。

販売価格は330円~/1パックです。

マイクソーセージ 浦河町荻伏町499-29 
Tel 25-2181
マイクソーセージの販売店は・・・

Aコープ荻伏店 
Tel 25-2817

池田鮮魚店
Tel 22-2619

2014年7月7日月曜日

【イベント開催】地域デザインカフェVpl.19~ 浦河に『マイクソーセージ』誕生!~開催のご案内


第19回を迎える7月の地域デザインカフェのカフェマスターには、浦河町にUターンして起業された『マイクソーセージ』代表の永田貴之さんをお迎えします。

今回はお話を聞かせていただくだけではなく、ソーセージ+ぱんぱかぱんのパン+野菜を使って作るオリジナルミニホットドッグも楽しみます!

作り手の想いやストーリーを聞いた後にみんなで味わうソーセージの味は、また格別のはず!どうやら楽しくておいしいデザインカフェになりそうです♪



◇日時:7月10日(木)夜7時~9時
◇場所:浦河町総合文化会館 2階 第三研修室
◇参加費:500円
 ※用意する食材に限りがあります。どうぞ事前にFacebook、メール、電話等でお申込みください。宜しくお願いします。

 ※当日6時から、下準備をお手伝いして下さる方を募集しています。ご協力いただける方はご連絡をいただけるとうれしいです。
  
≪お問い合わせ≫
うらかわ「食」で地域をつなぐ協議会
Tel:0146-22-5123(㈱マルセイ内)
E-mail:urakawa.tsunagu@gmail.com

2014年6月19日木曜日

【レポート】第18回地域デザインカフェ 「本はいいですよねぇ?」

第18回地域デザインカフェ 「 本はいいですよねぇ? 」
2014年6月12日(木) 浦河町総合文化会館

「本はいいですよねぇ~」とタイトル通りの楽しい時間でした。24名の参加者が持ち寄った本の紹介だけで思った以上の大盛り上がり!あっという間に時間が経過した、本を通じたコミュニケーションデザカフェの場になりました。こういう場所って…時々あってもいいですね^^

浦河町地域おこし協力隊の武藤拓也さん
今回の地域デザインカフェは、2月に札幌のくすみ書房さんをお招きして「浦河に本屋をつくるって可能ですか?」 という講演会を主催した地域おこし協力隊・武藤さん発案の企画です。
 好評だった講演に次ぐ今回のデザインカフェは、ゆる~く 「本はいいですよねぇ~」と、本や本屋さんについてみんなで楽しくわいわい話そうというスタイルの集まりでした。
参加者が4つの小グループに分かれてテーブルを囲み、自己紹介も兼ねてそれぞれ自分が持参した一冊を紹介。皆さん自分のお気に入りの本や最近読んだ本など、本の魅力について熱く語っていました。

持ち込まれた本のジャンルも小説から実用書、詩集に漫画と実に様々でしたが、大盛り上がり!常連メンバーも増えてきたデザインカフェですが、この日は紹介する本を通じて、普段は知ることのできないその人の一面を再発見できたのではないでしょうか。新鮮な楽しさがありました。
本の紹介の前半が終わり、休憩時間を挟んでから後半は、ワークショップ形式で、「浦河にこんな本屋があったらな~」というアイデア出しをしました。
「店主やお客さんのおすすめの本が知れたらいいよねぇ」
「深夜までやってる本屋さんだと仕事が終わってからも行けていいかも」
「カフェや文房具店が併設してたらいいなぁ」
「寝ながら本が読めたら最高!」
こんな風にワイワイと、他にもたくさんのアイデアが出されていました。

参加者が4つの小グループに分かれてテーブルを囲み、自己紹介もかねてそれぞれ自分が持参した一冊を紹介。皆さん自分のお気に入りの本屋最近読んだ本など、本の魅力について熱く語っていました。
持ち込まれた本のジャンルも小説から実用書、詩集に漫画と実に様々でしたが、大盛り上がり!
  
常連メンバーも増えてきたデザインカフェですが、この日は紹介する本を通じて、普段は知ることのできないその人の一面を再発見できたのではないでしょうか。新鮮な楽しさがありました。
【 みんなの持ち寄った本!】

・『本屋さんで待ち合わせ』  三浦 しおん
・『氷点』  三浦 綾子
・『百姓貴族』  荒川 弘
・『ストロボ』  真保 裕一
・『禁煙セラピー』  アレン・カー
・『レ・ミゼラブル』  ビクトル・ユゴー
・『智恵子抄』  高村 光太郎
・『悪魔の辞典』  ビアス
・『おじさん図鑑』  なかむら るみ
・『香水』   パトリック・ジュースキント
・『歌詞カードを読む』
・『幸せをつかむ力 はじめ塾80年のキセキ』  落合 篤子
・『生き方』  稲盛 和雄
・『HIGHWAY STAR』  大友 克洋
・『下町ロケット』  池井戸 潤
・『地球の青色 ティンホイッスル編』 
・『願いながら、祈りながら』   乾 ルカ
・『ペテロの葬列』  宮部 みゆき
・『ひと共育 ボランティア』  鳥居 一頼
・『寝ても覚めても市民活動論』   早瀬 昇
・『菜根譚』(中国の古典のひとつ)
・『僕に踏まれた町と僕が踏まれた町 』   中島 らも
・『木かげの家の小人たち』  いぬい とみこ
・『後宮小説』  酒見 賢一
・『我らが影の声』   ジョナサン・キャロル
・『コインロッカー・ベイビーズ』  村上 龍
・『赤ずきんちゃん気をつけて』  庄司 薫
・『こまったさん』シリーズ  寺村 輝夫
・『限りなく透明に近いブルー』  村上 龍
・『運命を創る 「修身教授録」抄・10講』   森 信三 

 終了後には、「普段は本を読まないけど、本を好きになりそう」といった声や、「一冊だけじゃ勧め足りないよ・・・」という声も聞こえていました。
 「貸してほしいなぁ」「読んでみる?」と参加者同士で、この日持ち寄った本の貸し借りもあり、新たなつながりも生まれたようでしたが・・・。この日のような、「本を通じて語る場」についても今後の展開が楽しみです。 
(事務局 村下知宏)

2014年6月4日水曜日

【イベント開催】 第18回 地域デザインカフェのご案内 テーマは 「本はいいですよねぇ?」


今月の地域デザインカフェは、「本はいいですよねぇ?」をテーマに開催します。
北海道浦河町 地域おこし協力隊の一員として活動中の武藤拓也さんからの持ち込み企画ですが、 今年2月に武藤さんが仕掛け人となり行われた講演会(「平成エルム塾 vol.3」https://www.facebook.com/events/1377431299170329/?ref=5)は、浦河(もっと言えば日高管内東部)に新刊書店が存在しない現状を捉えたものでした。

 当日は定員50名の企画に70名もの方が来場するほど反響が大きく、加えて講師の久住社長(くすみ書房)からは浦河に本屋を作る具体的プランまでも提案して頂きました。...

今回の地域デザインカフェは、そうした話題をもとに、そもそも「本」について語り合う場をイメージしています。
以下、武藤さんからコメントをいただいていますので、転載いたします。

*☆*――*☆*――*☆*――*☆*――*☆*――*☆*――*☆*――*☆*

前回の講演会では久住社長から「このような形であればできるのでは」と提案を頂きました。ところが時間の都合で、町の方の意見を広く聞く場を設けることができませんでした。みなさんはどう感じたでしょうか?

今回は町のひとたちが本に関して、どのような環境を望んでいるのか話し合う場にしたいなと思っています。

また、今まで個人的にお話を聞いたりもしてきたのですが、その中で「こんな本もおもしろいよ」と提案してくれる場がほしいという話がありました。
そこで今回は参加する方は、できれば本を一冊持参してほしいと思います。思い入れのある本、最近読んでおもしろかった本などなんでもよいです。まずはそれをきっかけに、話をはじめていきたいと思います。「本はいいですよねぇ」?

*☆*――*☆*――*☆*――*☆*――*☆*――*☆*――*☆*――*☆*

関心のある方は、ぜひ一緒に語り合いましょう。
ご参加お待ちしています!!
平成エルム塾に参加できなかった方も、お気軽にどうぞ。

◇日時:6月12日(木)夜7時~9時
◇場所:浦河町総合文化会館 3階和室
◇参加費:500円
※ぜひお気に入りの一冊をご持参ください!!

≪お問い合わせ≫
うらかわ「食」で地域をつなぐ協議会
Tel:0146-22-5123(㈱マルセイ内)
E-mail:urakawa.tsunagu@gmail.com

2014年5月9日金曜日

【レポート】地域デザインカフェ Vol.17 ~音で地域をつなぐ~


第17回地域デザインカフェ 「音で地域をつなぐ」
2014年5月8日(木) 浦河町総合文化会館地下ミニシアター
第17回目の地域デザインカフェは、「音で地域をつなぐ」と題してジャズベーシストの立花康彦さん、三線奏者の原田史也さんをカフェマスターにお呼びしました。

今回は協議会代表でもある小山社長をパーソナリティーに、お二人がどのように「音楽」に惹かれていったのか、どういった想いで浦河で音楽にかかわる活動をされてきたのかをお聞きしました。

後日、参加された方の中からは、「もっとお話を聞きたかったです」という声が届けられました。レコードやCDを紹介しながら、お二人の音楽にかかわるルーツを巡る時間では、マニアックな話もてんこ盛り!でも実は、みんなで顔を合わせて、行った打ち合わせではもっとディープな話が展開されていました。

僕の世代的には曲名も、歌手の名前も大半は知らなかったのですが、お二人が生き生きと話す様子や、時折それぞれのお話や好きな曲など、考えが重なる様子が、聞いていてとても心地よかったです。
「ひとつのことを深く掘り下げて、長年取り組んでいる人の話はとっても面白い!」とは、開催前の小山社長の言葉でしたが、本当にその通りの時間になったのではないでしょうか。しかも、カフェの後半は、なんとも贅沢な生演奏の時間まで!32名の参加者の皆さんと一緒に、原田さんの三線と唄、そして立花さんのベース演奏を楽しみました。
喫煙所では、「今日、ほんとに五百円だら安すぎるんでないのか・・・・?」といった言葉も聞こえましたが、貴重な時間を過ごさせていただきました。

立花さん、原田さん本当にありがとうございました!そしてこれからも音楽の溢れる浦河、よろしくお願いします!

(事務局:村下知宏)

2014年4月11日金曜日

【レポート】地域デザインカフェ Vol.16 ~ 「聞いてみたいまちのこと、話してみたいまちのこと」 ~

第16回地域デザインカフェ ~「聞いてみたいまちのこと、話してみたいまちのこと」~

16回目を迎えた地域デザインカフェ。テーマは「聞いてみたいまちのこと、話してみたいまちのこと」。今まではカフェマスターのお話を”聞く”ことが主でしたが、今回は”話す”ことがメイン。「浦河のこんな人の話を聞いてみたら面白いんじゃない?」だったり「こんなことをみんなで話してみたい、やってみたい!ということをわいわい話せたらいいなぁと思い、企画しました。


実際に始めてみるまでは人が集まるのか、うまく会話が弾むのかとハラハラしていましたが、参加者は20名以上!誘い合わせての初めての参加者の方もいらっしゃいました。

場を和ませるグループ分けからスタートして、5~6人のグループで話し合いを開始。模造紙やペンを使いながら、各グループの色々な話題が広がります。


「ビアガーデンをやってみたいよね~」や「浦河の人は休みの日どうやって過ごしてるんですか?」といった話題から「浦河の怪談話をみんなでするなんて面白くない?」なんて話まで!話すだけではなく模造紙にイラストを描いて彩りを添えてくれる方も・・・。


「まちについて話す」というと硬く真面目なイメージがあります。意見を戦わせ解決策を見出していく・・・もちろんそういった場も必要なのですが、誰もが参加し、楽しく話すことができる場から生まれるものも必ずあると思っています。

来月以降も地域デザインカフェは様々なテーマで開催していきます。ごきたいください!

(事務局 村下知宏)