中山さんが浦河を訪れて迎えた初めての朝。
宮浦さんの案内で、浦河の魚市場(日高中央漁業組合)の朝競りを見学に行きました。
仲買人たちの屋号と名前が書かれている 木札を見上げている中山さんと笠原さん |
お一人は、講演をお願いしたフードデザイナーの中山晴奈さん。http://duestudies.com/interview21_1.html
そして、「起業家精神による東北の復興を!」と震災復興支援「右腕プロジェクト」 に取り組んでいる、NPO法人ETICの辰巳真理子さん。
http://www.etic.or.jp/recoveryleaders/
もう一人が、当協議会で研修生募集の求人をお願いした記事担当者の、株式会社シゴトヒトの笠原名々子さん。
http://shigoto100.com/sankan/
宮浦さんを含め、若くて都会的な女性の突然の訪問を受けて、週明けの魚市場の男性たちもなんだか嬉しそう!「今日はなんだ?何かあるのか?」と、顔なじみの私に声をかける磯場屋さんもいましたよ。
競り人たちの横からそっと様子を見ていた中山さん |
魚箱に入れられて並んでいたのは、マツカワ、ヤナギノマイ、クロソイ、オイランカレイ、つぶ、ホッケ・・・などなど。
そう多くはなかったこの日の水揚げ量の朝競りでしたが、磯場屋のみなさんに混じって、とても楽しそうに見学および取材をされていた姿が印象的でした。
フードデザイナーとして活躍し、他の地域の情報も持っている中山さんから、「浦河の漁港は生きている」というような感想を聞いてとてもうれしく思いました。ヨソの人から見えた浦河に嬉しい評価をいただくと、普段なら閉塞感ばかりを感じてしまいそうな心の向きさえ、希望を持てる方向へと変わってしまいます。褒めてもらうことって、力に変るのですね^^
若い競り人の方から説明を受けている4人 |
食材、調理、食事・・・
こうしてゲストを迎えたりして最近思うことは、わたしたち自身がもっと町の「食」を知りたいということです。
漁師さん。農家さん。仲買人さん。販売店さん。料理人さん。お母さん。そして、食事をする私たち自身。
磯場屋さんたちの控室にて。インタビュー |
「食」を通じてつながっていく色々に、なんだか希望を感じます。
だって、ほら!「食」のまわりには笑顔がいっぱいなんですから^^
(小山祥子)