このところ協議会の仕事をつうじて、来訪者が続いています。
若い方ばかりです。
ツアー・ガイドは村下くんが担当してくれていますが、本人としては浦河プチ・ツアー鉄板コースが、出来上がりつつあるやに聞いています。感動風景や絶品料理も王道として外せないのはもちろんですが、町内大通に位置する町立図書館と、映画館大黒座の存在がインパクト大とのこと!
浦河町図書館については、町の大きさに比して充実した内容で、利用者も多いことはわたしも町民として知っています。北海道に移住を考えていた方で、この図書館が決めてで浦河に引っ越して来られた方もいるほどです。浦河に来られた方は、ぜひ立ち寄って見てください。
映画館大黒座さんは、三上さんご一家が経営する民間のシアター。
よくこの人口の町で、頑張っていらっしゃいます。
といっても、三上さんご夫妻は「頑張る」という言葉がおよそ似つかわしくない、
いつも自然体の方たちです。
「今度、この映画やろうと思うんですよね。」
そうつぶやくように三上さんが言われた映画で、わたしが入るだろうと思った映画は、
まず、ありません。
難しいんじゃないですかねーと言うと、
「え?そうかな?」と笑顔で返事が返ってくるのが三上さんです。
その大黒座さんで、今現在かかっている映画がこれ、『サイタマノラッパー』。
わたしは聞いたことがない作品でしたが、なんでも三部作を一気に上映中です。
これに大いに驚いていた先週のお客様のひとり、札幌から来たTさんが
三上さんご夫婦に直接話していました。
「すごいですねー。『サイタマノラッパー』を三部作一気上映は全国でも他にないんじゃないですかね。しかも、この小さなまちで。これ、余所からお客さん来ますよ。」
「いやー、入ってないんだよねースゴイ面白いんだけど。昨日は一人もお客さんが来なかったんだよねー 」 と、いつもの笑顔のお二人でした。
浦河はこんなステキな映画館があるマチ。
昨年公開されたドキュメント映画 「小さな町の小さな映画館」 をご覧になると、大黒座の魅力を実感できますよ。今年も全国各地で上映が続いていますが、チャンスがあったらご覧ください。
(漫画家の鈴木翁二さんは浦河在住。この映画に使用されたこちらの絵も鈴木さんの作品) |
今回の浦河訪問は大黒座で映画を見ることとキッパリ言って、「酒が切れた家には用は無い!」という名言を残してホテルに帰りました。