2013年9月25日水曜日

【レポート】第9回地域デザインカフェレポート ~馬と人を結ぶ架け橋をつくる~

第9回地域デザインカフェは「馬と人を結ぶ架け橋をつくる」と題して、
わらしべ乗馬療育研修センターの江刺尚美さん、小島愛子さんのお二人にお話しをしていただきました。


 『乗馬療育』 とは心身に障害のある方やお年寄りの方に、馬に乗ることを通して身体や心の回復を図る療法だそうです。
わらしべさんは 日本では唯一、福祉の専門家が専従スタッフとして乗馬療育について理論的な研究をされています。

 前半は社会福祉士の江刺さんが、写真と現場で使っている器具の実物を用いながら、乗馬療育がどのように行われているかを説明して下さいました。
海外では、障害があると分ったら 「すぐに馬に乗せよう!」 となるぐらいに乗馬療育が一般的だそうです。
  しかし、乗馬療育が一般的ではない日本では、海外では普通にあるような乗馬療育のための道具も販売されていません。わらしべさんでは、プログラムに必要なクッションや教材道具などを、いただいた端切れなどを活用し、工夫を凝らして手作りしているそうです。


 後半は理学療法士の小島さんによる乗馬療育の効果に関する説明でした。
 例えば乗馬療育のひとつの効果として、体幹が鍛えられ、体のバランスが正しくなるといったことがあるそうです。身体の左右どちらに重心が傾いているか計測できる専用の器具を使って、乗馬前と後の効果を測っています。

 他にも抑うつ気味の方のストレスの軽減度合や、関節への影響などの実験をされており、東京大学をはじめとした研究機関との共同研究も行っているそうです。
乗馬する前と後では、ストレスを感じる数値に変化が表れるそうですよ。
 
 論理的なデータでの説明に納得したのはもちろん、ここでの 『乗馬療育』に真摯に取り組まれているお二人の姿勢に、心が動かされた参加者も多かったようです。驚きの声と笑い声が絶えないカフェでした。
 
 一人の利用者さんに対して多い時には四名がかかりきりになる必要がある、非常にコストのかかってしまうこともある 『乗馬療育』 ですが、必要としている人はたくさんいます。“馬”という、浦河の資源を活用した、大切な取り組みが、これからも継続・発展していくように応援していきたいな、と思いました。

わらしべ乗馬療育研修センターさんの日頃の活動はFacebookページでもご覧いただけます。
ぜひご覧ください

2015年6月追記:現在乗馬療育は同センターの事業縮小に伴い、別組織に人材と事業が移行しています。現在の活動はピスカリ浦河乗馬療育コミュニティにてご覧いただけます。

2013年9月2日月曜日

【イベント開催】第9回地域デザインカフェを開催します!  テーマは『馬と人を結ぶ架け橋をつくる~』

第9回を迎える地域デザインカフェ。


 テーマは「馬と人を結ぶ架け橋をつくる」です。
カフェマスターはわらしべ乗馬療育研修センタースタッフの小島さん、江刺さんです。
わらしべ乗馬センターさんでは障害のある方に対して馬に触れ合う機会を提供しています。
ただ楽しみの場として提供するだけではなく、
その人の身体や心理に様々なプラス効果をもたらす「乗馬療育」の効果を研究されています。
競技でもレジャーでもない「乗馬療育」という馬と人とのかかわり方についてご紹介いただきます。

◇日時  9月5日(木)19時~21時
◇会場  浦河町総合文化会館 団体活動室
◇参加費 500円


地域デザインカフェとは、『地域の色々についてゆる~く話をする』をテーマに毎月第1木曜日に開催しているイベントです。

町内の様々な方が「カフェマスター」として登場!地域を元気にする話題や浦河をもっとよく知るための話題を提供しています。
たとえば、他の町のまちづくりの話や、小さな商いの話、昔の浦河の様子など!

講演会とは違った誰もが参加しやすい場を目指しています。
参加者同士、参加者と話者が雑談したり、話をするのが苦手な人は静かに頷いたり・・誰もが気軽に参加できる会です。
ぜひご参加ください!

2013年8月16日金曜日

【レポート】第8回地域デザインカフェ『地域をつくる風の人、土の人』

8月8日(木)、15名の参加者の皆さんと、第8回目の地域デザインカフェが開かれました。今回のスピーカーは浦河へUターンして、昨年からふるさとで町づくりを仕事として取り組んでいる村下知宏さんです。この春には株式会社ユートラインを設立しました。
  
この日のテーマは『地域をつくる風の人、土の人』でした。彼が全国で出会ったまちづくりに活躍する人たちをスライドを交えながら話してくれました。中でも印象深かったのは、東京都奥多摩町でユニークな活動を続ける堀隆雄さんの取り組みでした。

堀さんは地域にある、おくたま海沢ふれあい農園の管理人の仕事をしながら仲間とともに”面白いこと”を作り上げていきました。ひとつは、自然豊かな奥多摩の郷土色を次世代に伝えるグループ「たまもの」です。奥多摩のモノと引っかけた名前がまず良いですね。二年前の東京都地産地消コンクールでは、地元産のワサビを使った料理で見事最優秀賞を受賞。素晴らしいですね。

堀さんの仕掛けたもう一つの企画が、「ご当地キャラカード・ゲーム」です。奥多摩の子供たちが考案したその数は、なんと200キャラ!この素人感あふれる200のキャラクターが、まちの至る所で活躍していきます。


 堀さんは奥多摩の出身ではなく岐阜の方です。ふれあい農園の管理人に応募して採用となり、奥多摩に移り住んだ方でした。この日のカフェのテーマのとおり、風の人として現れて、土の人である地元住民をダイナミックに巻き込み、楽しくまちづくりを進めている人です。発想とそれを実現させてしまう行動力が素晴らしく、いつか浦河に来てもらえたらなと思いました。

 村下君の発表のあとは、参加者それぞれの「わたしの故郷」について話をしました。都会育ちの人もいればそうでない方もいるし、転校を繰り返す子供時代を過ごした方もいました。ほとんどの参加者がくつろいで話しているように見受けられて、あっという間に閉会時刻になっていました。安心して参加できて、肩肘張らないで話ができる「場」ができてきていると感じました。

地域デザインカフェは、毎月第一木曜日、夜7時から文化会館で開催しています。次回は9月5日です。興味持たれた方はお気軽にご参加ください。

2013年8月3日土曜日

【イベント開催】第8回地域デザインカフェを開催します!

今、全国各地で好きな町のために活動する人がたくさんいます。

その土地に惚れ込み移り住んだ人、
住み始めたら何かせずにはいられなくなった人、 
あるいは生まれ育った故郷のために動き出した人達。
彼らは何故地域づくりに熱心に取り組むのでしょうか?

今回のカフェマスターは当会事務局の村下が担当します。
大企業をやめて、田舎に家族と移り住んだ方、海外での経験を地域づくりに生かす若者など、
カフェマスターが今まで出会った全国各地で活動する魅力ある人達・・・・
そしてUターン者として浦河で活動する村下自身の想いや経験をお話しいたします。

・日時  8月8日(木)19時~21時
・会場  浦河町総合文化会館 団体活動室
・参加費 500円
 ※「食つな」は補助事業期間を終え、任意団体として活動を継続しています。会場費などの経費に  充てるために、前回からワンコインの参加費をいただいておりますので、
  ご理解・ご協力のほど、お願いいたします。 
 ※託児室はご用意しておりません。ご了承ください
 

2013年7月19日金曜日

今年の昆布漁が始まりました!

昨日、今シーズン初の昆布漁の旗があがった浦河地区。
比較的短い時間でしたが、船が出され、浜は「丘まわり」と呼ばれるお手伝いの人であふれ活気に満ちた様子でした。



引き続き今日も、早朝から忙しそうな浜の様子が伝わってきます。

「あっ!今日は昆布採ってるんだね。」
「おー。いよいよ今年も始まったか…」

昆布漁とは直接関係のない人であっても、この地域で暮らす人にとってはこんな風に感じてしまうほどに身近な昆布漁です。


この時期だけのアルバイトとして、毎年必ず働いている人も多いこともあり、地域の経済とも直結しているのですが、どうやら今年はかなりの不漁が予想されています。

「こんぶが痩せている」 「身が入っていない」・・・
「今年はダメだ!な~んもねぇんだ。」という声を多く耳にしますが、さてそれでも、実際のところどうなのでしょうか。少しでも良くあって欲しいですね。


日高昆布の中でも名のある「井寒台昆布」ですが、こちらの浜の様子は
まだ静かでした。他の地域よりも解禁日(20日)が遅く設定されているようですが、それもやはり、不漁が予想されているからのようです。

さて、晴天に恵まれた今朝も、浜は旗があがって活気に満ちていますよ。
良い昆布が、たくさん収穫できるといいですね。

(協議会メンバー 小山 祥子)

2013年7月6日土曜日

【レポート】第7回地域デザインカフェレポート

 7月4日(木)、7回目の地域デザインカフェが開かれました。この日のスピーカーは河野哲也さんです。河野さんは浦河町出身で昨年Uターンで故郷に戻り、現在は商工会議所の非常勤職員として働いています。「観光」が担当です。そこでこの日のテーマは「浦河の観光のタネ」でした。

今回の参加者は18名!たくさんの質問も出ました。

 まずはGoogle Analyticsなるものを使った、浦河町ホームページを訪れた人の情報分析を披露。もっとも読まれているページは何か、見て直ぐ帰った人はどのくらいいるか、滞在時間は平均どのくらいなど、と話が進みます。こんなことに驚くわたしがもう旧世代なのでしょうが、面白かったです。なかでも興味深かったのは、香港から町のホームページを見に来ている人の滞在時間が長いことに河野さんが着目したところです。もしかすると北海道観光あるいは馬の産業に関係している人ではないだろうかと考え、英語版と中国語版の増ページを提案したと話していました。「もっとも、この人は日本語が読めているとは思われますが・・。」と河野さんは付け加えていましたが、まだこの仕事をはじめて一ヶ月余り。今後の仕事ぶりに期待してしまいました。

 「新・浦河10景」を作れたらという構想も良かったですし、その候補場所として河野さんが用意されてきた写真がまた素晴らしかったです。じつは一週間前、気晴らしに一人で十勝に出かけました。その帰りに十勝側から日高山脈を見ると、市街地は快晴なのに山には雲がかかっていました。しかし山頂部分には雲がありません。「あ、これはすごい雲海が上からは見えるのでは」とそのとき思いました。楽古岳の雲海写真を見て、そのときのことを思い出した次第です。お借りした写真ですとのことでしたが、日高の素晴らしさを伝える1枚だったと思います。「新・浦河10景」構想が進展していくことを楽しみにしています。
 
新・浦河十景候補地の紹介。
素晴らしい楽古岳の写真は浦河観光ポータルサイトで!

 河野さんは、3月11日の震災以降に西條剛央さんが始めた被災地支援プロジェクトに参加されていたと以前に伺ったことがあります。「自分にできることで何か役に立てないかなと思ったんですよ」と言っていました。そのときは立ち話で少し話しただけでしたが、そのうちもう少しくわしくお聞きしたいなと思っています。河野さん、そのときはよろしくお願いします。
 
 地域デザインカフェは、その名の通りカフェのような「場」づくりを目的のひとつとしています。いつも扉が開かれていて、出入りも自由。いろいろな人に足を運んでもらいたいと考えています。ところがカフェ・マスターはその日一日だけのホストです。私も前々回にこのマスター役を経験しましたが、けっこう大変でした。この不慣れな毎回のマスターが楽しみながら余裕を持って話せるかどうかは、聴く側の力も大いに関係してきます。いつの間にか私たちの聴く力も伸びていったという地域デザインカフェでありたいと思います。次回も楽しみです。
(代表 小山)

2013年7月2日火曜日

【イベント開催】第7回地域デザインカフェのご案内

第7回地域デザインカフェのテーマは「浦河観光の種」。

「浦河には観光するところがない」という声をよく耳にします。確かに豪華一点主義の名所旧跡はないかもしれないけれど、育てること、つなぎあわせること、組み合わせることで、大きな魅力になっていく観光資源は、意外とたくさんありそうです。

 今回のカフェマスターは、5月から役場の新人観光担当として活躍中の河野哲也さん。海外からの観光客の反応や町の観光ウェブサイトへのアクセスから見えてくること、また、今は眠っている観光資源のことなど、去年の春にUターンしてきた河野さんの新鮮な視点で見えてきた「浦河観光の種」についてお話しいただきます。


後半は参加者のみなさんの「実はここからの風景が好き」「これは新しいおみやげになるかも」などといった、小さな可能性について、気軽におしゃべりできればと思います。ぜひご参加ください。

※実物を見たりしながらおしゃべりできるように、お気に入りの風景の写真や、おみやげになりそうな素材などを、持ってきて頂くのも大歓迎です!

◇日時:7月4日(木)19時00分~21時00分
◇会場:浦河町総合文化会館2階 団体活動室
◇参加費:500円

 ※「食つな」は補助事業期間を終え、任意団体として活動を継続しています。会場費などの経費に充てるために、前回からワンコインの参加費をいただいておりますので、ご理解・ご協力のほど、お願いいたします。

 ※託児はご用意していません。(次回以降、検討中です。)