アポイ岳ジオパークで動物を専門分野に活動している井坂さん。実は狩猟免許を持つハンターのひとり、「狩りガール」でもあります
福岡県出身の井坂さん。大学時代から北海道に移り住み、様似町にも関わっていたそう。 |
普段聞くことのない、狩猟の現場の話に参加者は興味津々。
新ひだか町静内や新冠町から、狩猟に興味を持ち参加された方もいました。テーマによって参加する顔触れが毎回違う、地域デザインカフェの面白いところですね。
20名を超える参加者! |
自作のイラスト入りのスライドを用いてのプレゼンはわかりやすく、とてもユニーク!
笑い声絶えないカフェになりました。
シカ(オス):井坂さん作 |
元々は獣医さんを志望していた井坂さん。大学時代に狩猟管理学を学び、愛玩動物や家畜ではなく、野生動物に関わるハンターになっていたといいます。
「狩猟管理学」はタイトルの通り、ハンターが「地球のお医者さん」の役目を果たすための学問。
ただ保護するだけでも、闇雲に殺すだけでもいけない、生態系のバランス調整のための研究と実践(狩猟)を行う学問だそうです。
井坂さんは狩猟で得た動物の皮や肉は極力、捨てることなく活用するようにしているといいます。今、私達が厄介者として扱っているエゾシカも、かつては山の幸として重宝がられていました。
シカ(メス):井坂さん作 |
人間の都合による保護と駆除に野生動物が振り回されることは決して望ましいことではありません。動物を狩り、その命をいただくことは、野生動物や自然に敬意を払って付き合う行為といえるのかもしれないと感じました。
休憩時間も質問が絶えないカフェでした。 |
それにしても、アポイ岳ジオパーク、以前お話いただいた加藤聡美さん(地域デザインカフェVol.11)はじめ、ユニークな人材がそろっています。
これから、ますます盛り上がりそうですね!
(うらかわ「食」で地域を繋ぐ協議会 村下)